補完療法は補完医療(Complementary medicine)と呼ばれ、
私達が現在、病気を治療するにあたって病院で受けている通常医療を補う医療の事です。
現在では、病院によって、投薬・手術・放射線を始め各種治療法がおこなわれていますが、
科学的・分析的な近代医学の限界を様々な方法によって、患者の心・身体・魂を含めた全体性を見、
ケアし調和を取り戻していくことで健康に近づけていく療法です。
補完療法には、
鍼灸、漢方医学やアーユルヴェーダなどの伝統医学やカイロプラクティックやオステオパシー、各種マッサージ療法、各種ボディワークなどの手技療法
健康食品やハーブ療法、栄養療法、アロマテラピー、心理療法や瞑想、イメージ療法、アートや音楽療法など多岐にわたる療法が用いられています。
その中にもエネルギー療法として、身体に内外に存在する生命エネルギーを利用する「ヒーリング」も補完療法に含まれ世界で利用されています。
参考:ホリスティック医学協会 ホリスティックコラム
Sage&Spiritでは、
統合エネルギー療法やアロマボディワークの施術は、西洋医療の治療を代替するもの
ではなく、治療を補うもの(補完するもの)として行っています。
長く付き合っていかなければならない病気の治療の副作用や不快感の軽減や、
治療を続けながらも質の高い生活を送る(QOL=クオリティオブライフの向上)
を目的としており、必要な場合は医師の判断を仰いでもらったり、施術を中止する場合
もあります。
アメリカでは西洋医療と代替医療、補完医療を組み合わせた統合医療を教育・実践されています。
また、Wikipediaでは補完医療の現状として以下のように述べています。
『 2010年頃から国立補完代替医療センターの研究目的は、「代替医療」から通常医療を補う「補完医療」に大きく変更され、
各種施術療法の総称として、補完代替医療(complementary and alternative medicine)ではなく、
補完的健康アプローチ(complementary health approaches)を使うようになった。
センターの名称は、2014年12月にアメリカ国立補完統合衛生センターに変更され、代替医療の「代替」を意味する「Alternative」が除かれた。
研究の目的が「病気の予防・治療」から「症状のマネジメント」へと変わったことで、近年(2015年時点)では、
各種施術療法における「症状のマネジメント」に関する有効性が証明されてきている。』
参考:Wikipedia 代替医療の項目より
ハンズオン・ヒーリングは1970年代、米国カリフォルニア州立大学ロサンジェルス校の研究に
参加したロザリン・ブリエール博士、他の療法家によりにより確立されました。
ブリエール博士は、米国国立衛生研究所「近代代替医学発案委員会」発足当時から顧問を務め、
ハンズオン・ヒーリングを補完医療として推し進めてゆくために、
病院や大学での臨床と研究に関わってきました。
現在はジョンズ・ホプキンス医大付属ケネディ・クリーガー研究所(脳の外傷性障害や自閉症を含む発育障害のある子供たちの治療、
臨床研究と専門家の継続教育で国際的に知られる医療機関)やシカゴ子供記念病院での臨床研究に参加し、
またアリゾナ州立大医学部の統合医学プログラム、タイ・ソフィア・インスティテュートの応用ヒーリング修士課程などで
ハンズオン・ヒーリングの知識と技術を指導しています。
エネルギー療法としてのハンズオン・ヒーリングはブリエール博士の方法論と技術を学んだ多くの療法家によって、
現在アメリカを中心に、統合・補完医療の一環として、多数の医療機関やケア施設で用いられています。
ハンズオン・ヒーリングを補完療法として取り入れている機関
アメリカ国立補完代替医療センター(NCCAM)などの政府機関、
デューク大学、
ウェイク・フォレスト医科大学、
ジョンズ・ホプキンス医大などの大学病院、
シカゴ子供記念病院、
アライアンス統合医療病院
Medical Research Supported by Rosalyn L. Bruyere, D.D.
ブリエール博士が医療リサーチに協力した研究の一覧です。
(英語記載のみ。ブリエール博士の公式サイトに飛びます)